白黒子のつぶやき

白黒子です。東アジアが好きなただの人です。よろしくお願いいたします。

アイドルマスターKRにハマった経緯2."彼ら"との遭遇

前回のまとめ

現在アイドルマスターKRに絶賛熱狂中の白黒子(@)がどうしてアイドルマスターKRにハマっていったかということについて書くこのシリーズ。前回の第1回では、ラブライバー兼ドルオタであった白黒子が「アイドルマスターの韓国実写版構想」を目の前にして、アイマスのファンに対するある種の憐れみの目と「韓国絡みとソレに対するオタクの反応」というものへの冷やかしの目で見ていたところまで述べた。本日はアイドルマスターKRに触れる直接のきっかけとなった"彼ら"との出会いについて述べていく。

 

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何もかも変えた"彼ら"との出会い

 それは本当に偶然であった。当時チェックしていたアイドルコピーダンスの方々がひょんなことから韓国のイベントに呼ばれることとなり、イベント情報のツイートのRT欄を見ていたところ、アイドルマスターやアニメを嗜んでいると思われる韓国の方がうろたえているような面持ちでツイートをRTしていたのである。

 そこで、大学時代留学生との絡みから少しばかり韓国語をかじっていた自分はとっさに「アイドルコピーダンスは日本の3次元のアイドルだけをカバーするのであって、アイドルマスターなどはやりませんよ」と助け舟を出した所、「私はAKBも昔好きでしたので、大丈夫です。」と納得してもらえた。そう。これが全ての始まりであった。

  そもそも、アイドルオタとして韓国には「日本のアイドルが"やりづらい"土地」という偏見があった。それもそのはず、接触重視とも言われる日本のアイドルなんて小指一本で倒せてしまうくらいに努力と苦労で固められたパフォーマンス重視のガールズグループが「よっしゃ!世界狙うわ()」という意気込みで日本や中国、東南アジアに乗り込んでいる。この少女時代の2つのパフォーマンスの映像からどんな鈍感な人でも「世界的スターに!オレはなる!(ル●ィ風)」という意気込みが感じ取られるであろう。

 そのためか、日本では敵なしでジャカルタやら上海やらに支店展開を進めるあのAKB48ですら韓国については消極的である。そこから「秋●先生ですら消極的になる"アイドル不毛の地"」という印象が自分の中に芽生え、偏見の大きな根源となった。「成長する中国市場を狙うための中国人メンバーや英語圏へのアピールのための帰国子女メンバーを入れて"世界で勝ちに行こうとする"KPOPと"子どものお遊戯会"を未だ続ける日本のアイドル」といった描写がなされる一部のKPOPの特集番組も偏見を強めさせた。

  このように「"ぉっょぃ"ガールズグループがわんさかいるんだし、日本のアイドルが入る隙間なんかあるわけないし、興味をもたないだろうな()」という偏見のあった韓国に日本のアイドルが少しでも分かる人がいたという事実を知っただけでも、自分にとってはとてつもないカルチャーショックであった。

 話は戻るとして、アイドルコピーダンスの件で絡んだ韓国のオタの方を皮切りに、他にも何人かそのオタの方の知り合いと思われる韓国の方々を文化交流や語学学習という名目で適宜フォローしていった。

 どの方も自分が長年ノータッチであった「アイドルマスター」の熱狂的なファンで、なんとかかろうじて読めた韓国語のツイートも多くは"担当"するアイドルマスターのキャラクターへのとてつもない愛に溢れていたのである。そう、彼らは「韓国P」とも呼ばれるアイドルマスターの熱狂的な韓国人ファンだったのである。こうして「ガールズグループで目の肥えた韓国人は日本のアイドルなど眼中にない」という自分のちっぽけな偏見はもろくとも崩れ去ったのである。

  そして、ある韓国オタから見せられたとある映像をきっかけに、歴史は大きく動き始めたのである

Part3へ続く